土曜日, 5月 12, 2012

沖縄返還 40年

沖縄返還 40年

5月15日は沖縄返還からちょうど40周年を迎える日です。40年前のこの日、返還記念で大喜びする人が集合しているすぐ近くでは反対集会も行われていました。 なぜ? 簡単に歴史を振り返りましょう。

  沖縄(琉球政府)は本土が独立(1952年)してからも長い間アメリカの実権下におかれ、朝鮮戦争やベトナム戦争を経て基地として重要な地位を占めるようになります。また土地をただ同然で強制的に撤収された人や米軍兵士による暴行や強姦などの被害にあう人もたくさんありました。沖縄の人は本土復帰を訴えるも、当時のアメリカ政府には全くその意思はなかったようです。その後佐藤栄作首相がアメリカとの安保延長と沖縄本土復帰を目指します。1969年リチャードニクソン大統領は日米首脳会談で安保延長と引き換えの沖縄返還を約束し、1972年5月15日に沖縄返還が実現します。

  沖縄県民の望んだ本土復帰は米軍基地完全廃止か大幅縮小、核の持込禁止、安保反対というものでしたが、実際は基地拡大、核持ち込みの密約、安保存続というものでした。

  現在にいたっても宇宙人の鳩山政権以降、普天間基地問題で沖縄県民は振り回されっぱなし。一方基地に生活を依存せざるをえない人も多く、問題は複雑です。県民感情を理解しなくてはなりません。また米軍は今になっても相変わらず日本の”思いやり”につけこんで金をせびってきます。 「尖閣諸島に海上フロート固定型の米軍基地を」と思うのは私だけでしょうか。 だめかな。 
(写真は1971年6月18日の朝日新聞)

追記)5/15付け朝日新聞webから
http://www.asahi.com/national/intro/TKY201205140442.html

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