水曜日, 5月 30, 2012

「アンモー」って何?

シンガポールに来て間もない頃の事です。 まわりの人の会話に「アンモー」という表現がやたら入ってきます。意味は?? そのうち「アンモー来了」(アンモーが来た)のあとに外人が入ってきて、なるほど「外人」のことかとわかった次第です。そのうち「アンモー」が「紅毛」で、福建語で発音されている事がわかりました。(北京語では hong mao)
簡単にいえば髪が赤い(金髪の)白人をさす言葉です。 

シンガポールにはANG MO KIOという地名がありますが、ANG MO はそのまま紅毛、KIOは橋の意味です。そこには昔シンガポールを植民支配したイギリス人がたくさん住んでいたのではないかと想像されます。  

昔私が住んでいた台湾の高雄では「紅毛」という表現は聞いたことがなく、白人のことは「洋人」「白人」「外国人」などと表現します。台湾では私も外国人のはずですが、なぜか私が「外国人」とは呼ばれる事はなく必ず「日本人」といわれます。ちなみに日本語の「外人」は中国語では通じません。

 WIKI で「南蛮」を調べてみると

16世紀、ポルトガルとスペインのイベリア半島諸国が、インドから東南アジア一帯の港湾都市や島嶼域の貿易拠点の一部に植民地を得て、交易圏を日本にまで伸ばしてきた。これらの諸国と日本との南蛮貿易が始まると、貿易によってもたらされた文物を「南蛮」と称するようになった。やがて、本来は人に対する蔑称であった「南蛮」が、侮蔑語というよりは、異国風で物珍しい文物を指す語(昭和初期までの「舶来」と同義)として使われるようになった。同時に、人に対する呼び名としては南蛮人(なんばんじん)という言葉が生まれた。 南蛮と同類の言葉に紅毛があり、南欧系の南蛮に対し、北欧系のイギリス人やオランダ人を意味した 

なるほど日本でも使われていた言葉なのですね
南蛮人 → スペイン人、ポルトガル人
紅毛  → イギリス人、オランダ人
 紅毛は日本では「こうもう」といったそうです。

 すると「赤毛のアン」 は ANG MO ANG か?

紅毛

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