放射線について
放射線にはいろんな種類があります。
α線
β線
γ線
x線
中性子線
など
まずその透過力は種類によって異なります。
α線は紙でも遮断できます
β線は厚さ数ミリのアルミの板で遮断できます。
γ線はコンクリート50センチや10センチの厚さの鉛で遮断できます。
中性子線はもっとも透過力が高くコンクリートや水の中に含まれる水素原子によって遮断できます。
放射線は微粒子のものが多く,もしあびてしまった場合は花粉を取り除く要領でよく洗うことです。
報道で”シーベルト”という言葉が多用されています。これは人体に影響を与える放射線の量のことです。1シーベルト=1000ミリシーベルト
1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト
となります。宇宙には大量の放射線が飛び交っていますが、地球の場合は空気がこれを抑えています。それでも平均で年間2.4ミリシーベルトの放射線を浴びている計算になるそうです。上空ほど放射線が強いため飛行機に乗るだけでも通常以上の放射線をあびますしCTスキャンを受けると当然放射線を浴びます。原発の近くでなくても放射線を浴びていることを理解してください。
200ミリシーベルト程度では人体への悪影響はないとされています。これは200000マイクロシーベルトになります。ですから数百マイクロシーベルトでは何も起こりません。ご心配なく。
自衛隊の安全基準では100ミリシーベルトまでが限度となっているようですが3/17に原発に放水した隊員の被曝量は1ミリシーベルト以下だったそうです。また関東各地での放射線量が発表されていますが、どれも数マイクロシーベルトです。ということは0.001ミリシーベルト程度ということです。繰り返しになりますが、200ミリシーベルト以下はほぼ安全というのが世界の常識です。くれぐれもパニックにならない様にして下さい。
3/15に政府は作業員の被曝線量の上限を100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに上げました。状況を考えればこれも妥当な処置といえます。
3/19には7時間に及ぶ連続放水があります。1,2号機の電源も回復しそうです。大変ですががんばって下さい!
放射線量は距離に反比例します。例えば原発から20キロの場所の放射線量と40キロの場所の放射線量を比較すると距離が2倍ですから放射線量は半分になります。半分というのは理論上の最大値で実際には建物や風などで遮られるため半分以下になります。したがっていわき市は全く安全です!何とか必要な物資が届くようにお願いします。
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